奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)を受験しました!(2018年 第1回入試)
こんにちは!! ma_naraです!
先日、奈良県生駒市にある奈良先端科学技術大学院大学(通称:NAIST)の受験に行ってきました。
私が受験したのは2019年入学(なので受けたのは2018年)の情報科学区分です!
たくさんの支援や過去の記事、またNAISTの院生の方々の添削に助けられ、
無事に合格することができたので、今回記事にしたいと思い書き出しました!
またこの記事を通して、将来受験しようと思っている方々に少しでも協力できればと思います。
受験の準備&アドバイスを以下にまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください!
私のスペック
今はとある無名公立大学の4年生です。おそらく名前を言っても(言わないけど)ほとんどの人が知らないかもしれません(地元の人も知らない)。
なので受験者に某K大学や某O大学、また某KKDR大学などからの受験者が多いと聞き、夜も眠れませんでした(平均8.5時間睡眠)。
さらに各地のエリートである高専生も多く、推薦もあるので高専に入学することを強くお勧めします(手遅れにもほどがある)。
受験したのは情報科学区分ですが、大学は工学部でよくわからない生体系の学科に所属しているので、情報系の人たちから奇怪な目で見られていると思います。
しかも、希望の研究室も所属している大学の研究とは全く関係なく、小論文がとても大変でした(あとで詳しく書きます)。
ここでポイントなのは
- 学科が全く違っても大丈夫
- 有名な頭いい大学じゃなくても大丈夫
- 夜しっかり寝るのは大事!!
の以上3点です。
~NAIST出願まで~
学部と学科が全く違うこともあり、オープンキャンパスには絶対に参加しようと思いました。
その前に全国で説明会が開催されていたので5月に参加した後、その二週間後にオープンキャンパスに参加させていただきました。
元々は違う大学の大学院を受験しようと考えており、正直説明会は軽い気持ちで行きました(ごめんなさい)。
まぁ結局はNAIST一本に絞ったので許してくれるでしょう!
話を戻して、オープンキャンパスでは興味のある研究室を見たり、ポスターを見たりしました。
私はコミュ障なのでポスターの前に立っている人には話しかけにいくことはできず、直接研究室に乗り込んでやりました。
しかし、結構人がいたりしてあまり長く話を聞けなかったり、人がいないのに説明者同士が話している研究室もありました(disってないですよ)。
その中でも一生懸命に一人づつ相手にしている研究室(第二志望)があり、私は「絶対ここにしよう」と決め、第一志望だったほかの研究室をけってやりました。
もちろん研究内容を重視し、学部の研究と関連性はなかったですが、とても興味を引くものがたくさんありました。
ここで、ようやく研究室が決まったので本格的に小論文に取り組み始めることができました。
ここでポイントなのは
- オープンキャンパスには参加しよう
- 研究室の雰囲気は研究の上で大切!
- 過去の小論文があればいただく
の3点です。
~NAIST受験(面接)~
ここから情報科学区分の試験の選考対象である
- 英語(TOEIC)
- 数学(解析、代数)
- 小論文(面接)
について書いていきます。
1.英語(TOEIC)
5月の説明会でも言われていたのですが、NAISTの平均が630らしいです。
これは全体の平均なのか合格者の平均なのか、また留学生も含めた平均なのかはわからないので、気になる人は説明会で聞いてみてください。
私は学部3年生の頃から出願までにTOEIC公開テスト5回、IPテスト1回の計6回受けました。
もちろんこれはNAISTのためではなく、自分との戦いとして受けていました。
結果的には出願できる最後の公開テストで840ほどでしたので、足を引っ張ることはなかったと思います。
もちろんこの点数よりもぜんぜん高い人や、400台の人もいるみたいですので参考程度に受けとめて下さい。
ただ、情報科学区分は研究室配属の際に学内で受けさせられるTOEICが重要となってくるので、注意してください。
ここでのポイントは
- 1回でベストが出るものではないので何回も受けよう
- NAISTはIPテストも提出できるので積極的に受けよう
- 平均にとらわれずベストを尽くせば充分!!
の3点です。
2.数学(解析、代数)
範囲は解析と代数ですが、詳しくはNAISTの情報科学領域のホームページに詳しく掲載されています。
選抜方法等について : 情報科学研究科 | NAIST 奈良先端科学技術大学院大学
内容については紙の上でやる分には簡単に感じますが、実際に面接官の前で説明しながら解いていくのは結構難しいです。
説明に集中すると計算できなくなりますし、計算に集中すると説明が疎かになったりで大変でした。
しかし、少しの計算ミスは面接官が指摘して下さいますし、どっちかというと説明部分を大きく見ている(個人の意見)と感じたので、コミュ力に力を注ぎました。
ここで、私が受けた数学の問題をだいたいで書いていきます。
解析
代数
- 4×4行列に対して
(1)特徴を述べよ
(2)特徴を用いて逆行列を求めよ
2. 2×2の正方行列に対し、、、(覚えていないです)
といった感じでした。詳しく手元に(値など)はありますので、気になる方は質問待ってます!!
微分方程式に関してはホームページによると変数分離のみだったので大学の教科書で少し復習した程度です。
ネットには歴代の受験者が残してきたであろう問題が掲載されていますが、何事も参考程度に留めておくことが大切です。
NAIST 情報科学研究科 院試情報 | shirayu.net
実際、私の解いた問題には似たような問題は出ませんでした。
しかし、雰囲気を知るという意味では重要だと思いますのでやってみる価値は大いにあります。
また、試験は面接官の前でいきなり解くのではなく、事前に10分ほど下見の時間がありますので、そこで説明できる問題を吟味しましょう。
4問中2問解くわけですが、しっかり基礎ができていれば必ず1問はできますので後はコミュ力を発揮しましょう(2問解けよ…)。
私は解析を完答し、代数は(1)は出来たのですが、(2)が中途半端に終わりました。
ここでポイントは
- 解析と代数をコツコツ勉強しよう
- 説明を意識して黙々と書くのはやめよう
- 基礎ができていれば必ずできる問題がある!
の3点です。
3.小論文(面接)
上でも述べた通り、学部学科とも全く違ったため小論文の内容は本当にぺらぺらでした。
構成は迷いましたがだいたい現在の研究(30%)、やりたい研究(50%)、志望理由(20%)ぐらいです。
現在の研究内容とやりたい研究の関連性が全くないのに30%も書くのはいかがなものかと思いましたが、反対にぺらぺらな研究内容をこれ以上引き伸ばすのも難しかったので、これは苦渋の決断でした。
もちろんぺらぺら小論文は添削でぼろぼろになりましたが、自分で思いつくのはそれしかなかったため、少し修正を加えて提出しました。
今考えると、流行の機械学習とかつかえばよかったなぁ(つかえないけど)と思います。
【速報】文に飽きてきたので簡潔に書いていきます(笑)
結局、他分野というハンデを背負った小論文を提出しました。
面接の冒頭で小論文についての3分間スピーチがあるので、小論文を要約した原稿を作り3分弱で言い終えるように50回ほど練習しました。
しかし、本番では緊張していないつもりでも早口になってしまい、おそらく2分30秒ほどで終わってしまったと思います。
面接ではやりたい研究についての質問しかされず、情報関連の基礎的な質問や雑談などは一切ありませんでした(あったかも…笑)。
質問に対しては全てそれとなく答えましたが、1つか2つくらいは期待するような返答ではなかったと思います。
しかし、面接というのは対人ですので大切なのはコミュ力です!笑
実際、スピーチの初めの部分である現在の研究内容について話しているときは、面接官の先生たちは三人とも下を向きながら何か書いていました(重要)。
これは、現在の研究内容には興味がないのか、声の大きさやスピードをチェックしているのかは聞いてみないとわかりませんが、後者のほうが可能性はあると思います。
ここでポイントは
- 小論文は具体的な手法も述べよう
- 新規性は重要視しよう
- 院生の方々に添削をお願いしよう
- 面接はノックから始まる!
- スピーチを完璧に覚えよう
- 声は大きく、はっきりと
の以上6点です。
と、ここまでまとめました(まとまっていない)。
質問は受け付けますので、たくさんお願いします。
思い出したことがありましたら、追記していくつもりです!
ここまで読んでくださりありがとうございました!!!